kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:【通関士 過去問スピードマスター 2018年度版】 レビュー その11

レビューの続きです。
実際の通関士試験でイロハニホの括弧に対して15個の語句(①から⑮)から選択する出題形式があります。本書で「語群選択編」P360 ~P382をやってみただけですが、出題文章のパターンから15個の語句から1つ選択する際、ある程度、絞り込みはできるような気がします。


1.一般常識パターン


「公務員で( ホ )の処分を受け、当該・・・」


15個の選択語句の中に、3年、5年、7年などの時間系、〇〇〇のされた者の人物系、などの他に「懲戒免職」が「停止」「停職」などがありますが、普通に考えて、公務員とくれば、「懲戒免職」しか当てはまらない。文章から一般的な知識で回答できるものがほんの少しはあるのかもしれません。


2.時間系のパターン


「・・・・( ロ )を経過しないもの。」
「・・・許可の日から( ハ )以内に限り・・・」
「から起算して( ハ )を経過する日までに・・・」


「経過」から、ここは、3年、5年、7年、1月など時間系しか入らない。選択語句全部で15個のうち、絞り込んで選択することになります。しかしながらどの数字かは条項を覚えてないとできないです。



3.人物系のパターン


「( ハ )が禁錮以上の・・・」
禁錮など処罰されるのは人物しかない。役員、弁護士、審査委員など「人」を絞り込んで選択する。



3.人の能力や経験、実績に関するパターン


「通関業務に関し( 二 )のある者のうちから・・・」


人物の内容に関する語句を選択する。学識経験、一定期間の従業員経験、会社経営の経験などを絞り込む。ここには、人の能力や経験の語句とは関係がない「倒産」や「合弁」は入らない。「・・する者の( ホ )が薄弱で・・・」も同じパターン。人に関する資質の語句が入る。


4.A及びそのAの・・・のパターン


「( ホ )及びその内訳を・・・」
語句、内訳から、人物系ではなく、書類、データ、種類などのモノの語句が入る。AとさらにAに関するものの語句を選ぶ。


5.A若しくはBのパターン  /   A又はBのパターン


「・・合弁若しくは( 二 )・・・」


「若しくは」となっているのでAとBは同類系の語句が入る。「合弁」から同類系の語句(「合弁」と同じ意味の語句を探すのではなく語句として同類系の語句)「分割」を絞り込む。ここに時間系の「3月以内に」「6月以内に」は入らない。


「税関長又は( イ )に対して・・・」


税関長と同類の語句を絞り込んで「財務大臣」を選択する。「法務大臣」など関係のない語句もひっかっけとして選択肢の中にある。


6.Aとその他のパターン


「・・・( ホ )その他公衆の安全上必要と・・・」


「その他」となっていますが、続く「安全上・・」の語句から「安全」と同類系の語句、「火災予防」を絞り込む。後ろの文章から前の括弧内の語句を類推します。ここで「災害援助」がひっかけ語句として入っています。安全と予防は同類語句で、「援助」は選択肢15個の中においては同じ仲間の語句ではない。


「( ホ )その他これに準ずる機関で・・・」も同じパターン。
「機関」から同類系の語句を15個の選択肢から、何かの機関、公的な組織の語句「商工会議所」を絞り込む。


7.〇〇地、〇〇地域など場所のバターン


「・・( ハ )から貨物を輸入しようと・・」など、( )には「から、輸入」の語句から「場所系の語句」が入るパターン。


しかしながら、15個選択中、原産地、生息地、積出地、船積地域など場所系語句は半分くらいあるので、文章表現からのみでの絞り込みは難しい。


結果として、ある程度の絞り込みは可能ですが、通関士試験の勉強なしに、文章読解能力、国語(日本語)読解能力だけで、語句を選択するのはやはり困難。よく他の資格試験などで、文章として変な箇所、一般的ではない表現を文章の中で見つけて、選択肢の中から、それしかない語句を選択することがありますが、通関士試験においてその方法は不可能です。15個から1個を単純に絞り込むことができるのは稀で、3つから4つに絞り込んで、その中から選ぶような感じになります。もちろん条項自体をすべて丸暗記される学習方法をとる方は絞り込む必要なないと思いますが。。。
また、微妙な語句の違いを使って、ひっかけ語句を入れている場合もあり、細心の注意が必要です。
「課税標準又は適用すべき税率」「課税標準又は納付すべき税率」など、慌てるとこの違いを読み落として、マークシートに記載するときに違う方をマークしてしまうかもしれません。