kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:【通関士 過去問スピードマスター 2018年度版】 レビュー その4

かなり詳細のレビューです。P558の輸出申告の解説が少し説明文章不足に思えます。ここでは20万円以下の品目をINVOICEから探し、まとめることが解答する過程で必要です。出題文章に「それぞれの品目には、次の額が含めれている。」が書かれています。
計算して20%含まれていることがわかります。ここで、20万以下の品目を探すわけですが、全部各品目をそれぞれ計算する必要はなく(輸出申告では課税価格のその数字自体を問う出題はないため)、その方法として1つの指針になるUSドルを出します。


本書ではその解説で
「200000円 ÷ 0.8 ÷ 110=$2272.72」これ以下の貨物は20万円以下となる。と書かれています。


*110は出題文章にある為替レートです。


本来であれば、200000円 ÷ 110=$1818.18で、これ以下をINVOICEから探すのですが、各品目に20%費用が含まれていることが分かったので、0.8で割ります。



さて、ここでなぜ、割る(÷)のか? 200000円を0.8で割ったら、250000円です。200000円の20%って、40000円なので、240000円では?


各品目は、20%増しになっているので、240000円(=$2181.18)以下を
探せばいいのでは?と感じるかもしれません。でも、250000円(=$2272.72)で探さなければなりません。


これは、ビジネスの中でよくある、原価を基に利益(%)を考える「内掛け」と、売上を基に利益(%)を考える「外掛け」の2つの方法(考え方)とよく似ています。ここでの出題の文章とINVOICEから「それぞれの品目には、次の額が含めれている。」は、「外掛け」と同じであることに気づく必要があります。消費税の計算のように「内掛け」と思うと大きく見誤ってしまいます。数字が微妙なので全問不正解になってしまいます。


消費税8%の計算: 100の8%は、100X1.08=108円



ここで、「内掛け」と「外掛け」の説明をします。


売値を決める時に、利益率で計算する場合、次の2つの方法があります。



仕入れ原価に10%の利益を乗せる方法・・「内掛け」をして売値を決める場合。


売値=原価1,000円 X(1+利益率) 
1000円 X 1.1 (10%= X1.1)


例 : 原価1,000円 X(1+利益率10%)=1,100円  
1000円 X 1.1 (10%= X1.1)


原価に対しては10%の利益(100円)が取れますが、売値1,100円に対しては、
100円(利益)÷ 1,100円(売値)≒ 9%の利益率になってしまいます。





売値の10%の利益をとる方法・・「外掛け」をして売値を決める場合。


売値=仕入れ原価÷(1-利益率)


例:原価1,000円÷(1-0.1)=1,111円 



*「内掛け」とまったく逆の発想です。
× (掛ける) ➡  ÷ (割る)   
+(足す) ➡ -(引く)


2つの方法があり、企業、会社、自営や業種によって使用している方法は違います。


会社の営業会議などで、「今月の売上は何%の利益か報告しなさい」と言われた場合、普通は「外掛け」の考え方だと思います。「内掛け」発想での「仕入原価に対して10%の利益を確保しました!」とは言わないと思います。


いすれにしても、通関士試験でのこの輸出申告での出題はひっかけ問題かもしれません。また、110円のレートですが、試験用紙に「実勢外国為替相場の週間平均値」が5つ記載されています。この中から1つを選んで計算します。最初にここを間違うと全て不正解になります。



in bulk form, pit in ampoules, put in measured doses から、投与量になっているのか、小売り用の形状になっているのか、そのような状態になっていないのか、まず別けることが重要です。これによって、「輸出統計品目表」の番号が異なるため。