kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「4つのタイプ分けで英文法がわかる」

図書館で借りた本です。タイトルにあるように名詞・動詞・形容詞・副詞の4つのタイプに分けられて説明されています。名詞、動詞のタイプと分けて解説している参考書は他にもありますが、この本では付帯状況、分詞として今まで扱われている項目がその働きから形容詞タイプとして解説しています。
さらに副詞タイプでは今までの文法書ではバラバラの項目で扱われたものが同じ仲間として解説しています。特に副詞・前置詞と言う形で従来扱われているものが1つのタイプにまとめられていて分かりやすく解説しています。「形」という外側から英文法を観る視点と「働き」という内側からの視点、これら両方の視点から見ると英文は分かりやすいと思います。
しかしながら、この本はどのレベルの人を対象としているのは分かりませんが、基礎の英文法(5文系、時制、仮定法など)は理解している人でないとこの本は難しく感じると思います。おそらく著者のコンセプトは、過去に比べて英文作成能力、つまり英文法の理解が重要とされる今、英文を4つのタイプにわけることができると簡単なイメージを強調して、まずは英文法に慣れ親しんでもらおうという主旨だと思います。この為、どうしても細かい文法の解説や例外は省いてあるので、英文法を最初からやり直そうと思っている人にはこの本は向いてないと思われます。


英文法は、さらっと簡単に理解するものではなく時間をかけて深く理解する必要があります。文法なので、文のルール、構造、品詞を1つ1つ噛みしめるように理解しなければなりません。この本には載ってないですが、例えば、


1)  I had my bicycle repaired.


2)  I  had my bicycle stolen.


英文としてはシンプルで訳も簡単ですが、文法としてはheveの用法大きく違います。文字面だけ眺めても理解できません。1)は使役動詞のhaveです。しかも「誰に」を省略しています。(「誰に」は重要ではなく自転車は修理が必要である事。)さて、2)は
(被害を表す)受動のhaveです。「自分の意思ではなく誰かに~された」。文法の意味、単語の使用法をよく理解してないと正確に意味を捉えることができません。


1)  I'll have someone put these things away.


2) I'll have these things put away.


1)も2)も意味としては簡単ですが、このputの使われ方は大きく異なります。1)は動詞の原形。2)は過去分詞。特にputは変化しないので、文字面だけ見ていても文法は理解できません。
文法というものは、万暗記するのではなく1つ1つ意味や法則があってこのような構造になっているので時間をかけてじっくり学習する必要があります。