kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「日本語の省略がわかる本―誰が?誰に?何を? 」

この本も図書館で借りました。日本語は主語がしばしば省略されます。それは日本人にとって当たり前でも、日本語を勉強している外国人にはもっとも理解できないことだと思います。この本の著者は長年オーストラリアで日本語を教える経験から、「どうやって主語などが省略した文を正しく理解して、作れるか」ということを解説しています。
第1章「省略って何?」では、省略現象の概要を紹介しています。第2章では、著者がその文化的な背景に触れています。著者によれば、省略は日本語文化で一種の丁寧さと美徳であると説明しています。第3章では省略に深くかかわる「は」と「が」の使い分けが解説しています。第4章では、具体的に省略と述語の要因の説明。第5章と第6章では、文レベルの要因、談話レベルの要因との関係を分析しています。


日本語の場合は「誰が」「何を」を明確にしなくても、日本語の動詞の種類や尊敬語、文脈からわかることがあります。このあたりを丁寧に説明しています。
外国人用に英語で解説していますが、すべての文章が英語になってないので、この本を読む外国人は相当、日本語のレベルが高い方だと思います。