【英語学習】『( )を選択肢から選ぶ問題』 *ひっかけ問題
選択肢から選ぶ問題
George Washingon had all the ( ) of a great leader : charisma, energy, discipline and resourcefulness.
1. personalities 2. treasures 3. courage 4. attributes
( )を選択肢から選ぶ問題は、①問の英文を全部読んで訳し、全文の意味をとらえるパターンと、前文読む必要はなく②( )の英単語を読むだけで解答できるパターンの大きく分けて2つのパターンがあります。
試験中、文法力をつかって②パターンには出来るだけ時間をかけない。時間をかせぐ。その分かわり、①パターンに自分の英語能力をフルに使ってじっくりと挑む。
但し、どちらのパターンもを設問文の中から「手掛かりになる単語(キーワード)」を素早く見つける能力が必要です。つまり、単語を数多く知っている単能力(ボキャブラリー能力)です。これを鍛えないとキーワードに気づくことができません。
上記の問は、 allが手掛かりとなる単語です。加えて「:」も重要。
この問は、上記①のパターンなので全文を訳して全体の意味を捉えます。
George Washingon のgreat leaderとしての性質、人格、特性などを表す単語が( )に入ることを類推します。そして、手掛かりになるキーワード、allがあるので、「:」以下の単語が、all(すべて)に共通する単語が、( )に当てはまります。
つまり、charisma, energy, discipline and resourcefulness.をまとめた単語、意味上共通する単語を選択肢の1から4の中から選らぶことになります。
2( treasures)や3(courage)は違う。意味上共通しないので選択肢から除外します。
残りは1か4です。
*一般的に4選択の場合、絶対違うとわかる単語が1個入っています。
今回は2( treasures)です。あとで解答をチェックしてみて、2を選んでしまっていたら、基礎単語から学習し直す必要があります。
各単語の微妙な意味の違いのレベルまで知っている必要があります。
1( personalities)でも入りそうな気がします。入れても文章としては決して間違いではないでしょう。文法的には間違いではありません。
しかしながら、文章全体に合致し意味としては最もいいのは、3のattributes の「特性」です。
選択肢問題では、自分が知っている一般的な単語、この場合は1のpersonality パーソナリティを選んでしまいそうになります。
TOEICの典型的なひっかけパターン
これは、TOEICによく出題される4つ選択肢の典型的なひっかけパターンと似ています。
選択肢が4つの単語で、1つは絶対違うとわかる単語があり、もう1つは少し単語力があると、これも違うとわかる。
さて、残った2つのうち、どちらか。。大抵、これで迷います。どちらを選んでも、日本語の訳としては意味も通るし、変ではない。。。
単語力がないと、自分が知っている単語を選んでしまう。。。しかしながら、それは不正解の単語です。
George Washingon had all the ( ) of a great leader : charisma, energy, discipline and resourcefulness.
1. personalities 2. treasures 3. courage 4. attributes
上記設問の1から4までの品詞はすべて名詞です。
従って、( )の前後の単語を見て、品詞を考える必要はありません。
しかしながら、選択枝の品詞がバラバラの場合、
例えば、
( )名詞 ⇒ ( )は形容詞
動詞( ) または ( )動詞 ⇒ ( )は副詞
などなど。。。
まれに、品詞がバラバラのパターンは、文章全体を訳して意味をとらえる必要がないことがあります。
つまり、( )の前後だけをみて、文法的に「この( )に入るのは、動詞に違いない。正解は動詞だ。選択枝から動詞を選ぼう。」のように。。
接頭辞を利用するとき
初めて出会った単語で単語の意味がわからない場合、接頭辞の知識を利用して単語の意味を推測します。
He searched through his mind for some clue she had given him, some ( ) signal.
1. covert 2. extinct 3. inert 4. overt
これは文全体を訳し意味をとらえるパターンです。そして、次に「clue」がこの問題を解くキーワードであること(手掛かりの単語)であることに気づく必要があります。
また、文全体の意味から、some ( ) signal.と同系の意味になることもわかる必要があります。
すると、some clue she had given him,の言い換えが、some ( ) signalではないか?と類推できます。
では、( )に合う単語は、clue「手掛かり、糸口」の意味を言い換えた単語、またはそれに近い意味の単語を1から4の中から探します。
すると、ex-(外へ)のextinct、 over (上へ、超えて)のovertは、単語の意味を知らなくても接頭辞から判断して、除外します。
残りは、3. inert か、4. covert です。
ここで、接頭辞のin-(中へ、内部の、否定の)から、clueと意味的に同系ではないのか?と思って3を選択しています。
これは、ひっかけです。
正解は、4のcovert 「ひそかな、隠れた、暗に示した」です。
つまり、高いボキャブラリー能力を目指す場合、接頭辞や接尾辞を覚えることは単語力アップに絶対不可欠です。
しかしながら、選択枝をある程度絞り込むことはできても、最終的には単語の意味を知らないと、ひっかけられてしまいます。
*上記設問に使った例題は、実際に出題された英検1級のものです。
【英単語の構成】①語根~接尾辞 ③接尾辞 ③語根の派生 / 阪本研究所 SK laboratory
手掛かりになる単語(キーワード)の3つのパターン
下記は全文を読んで、手掛かりになる単語(キーワード)、この場合はallから charisma, energy, discipline and resourcefulnessの共通する語を、1から4の中から選ぶパターン。
George Washingon had all the ( ) of a great leader : charisma, energy, discipline and resourcefulness.
1. personalities 2. treasures 3. courage 4. attributes
大きく3つのパターンがあります。
1)文全体が「順接」になっていて、文の意味に合う「共通する語」を選ぶパターン。
*細かいニュアンスまで知っている必要があり、高度な単語力が要求されます。上記の問です。
2)文全体が「順接」になっていて、「順接」に合う単語を選ぶパターン。
3)文全体が「逆接」になっていて、「逆接」に合う単語を選ぶパターン。
2)のパターンについて
The exercise was so ( ) that aferward I was dead tired.
1. ragged 2. strenous 3. powerful 4. conductive
その練習はとても( )だったので、後で死んだように疲れた。
( )には、厳しかったの意味の単語を選びます。文全体は、「~だったので~だった」の形で「順接」です。
3)のパターンについて
Important oil is an ( ) for countries without natural oil reserves.
1. imperative 2. emperor 3. empire 4. importance
手掛かりになる単語(キーワード)は、without(~なしに、~がなかったら)です。
「~がなかったら~だ」で文全体は「逆接」です。したがって、withoutの前、Important oil is an ( ) for countries.の( )には、「必要な、重要な、大切な、不可欠な」などの意味の単語が入ることになります。
文全体は「逆接」でも、Important oil is an ( ) for countries.は肯定文であり、( )には肯定的な単語が入ります。
しかしながら、1. imperative 2. emperor 3. empire 4. importance どれも肯定的な意味であり、どれも合いそうな気がします。
そでも、文全体の意味に、ばっちり合う単語、1. imperativeを選らぶことができる英単語力を鍛える必要があります。