kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

レビュー:【通関士過去問題集 2018年版】その4

レビューの続きです。通関士試験の中で「買付手数料」という用語があります。輸入貨物に関して「仲介料、販売手数料は加算するが、買付手数料は加算しない。」ことを様々な参考書で解説しています。しかしながら、この「買付手数料は加算しない。」と単純に覚えてしまうと正解しない場合があります。買付手数料にも例外があり、これについて詳しく解説している参考書は少ないです。
そもそも通関士試験の用語「買付手数料」は、買手(輸入者)と一体であるのが前提のようです。例えば、買手で同じ会社の社員、従業員など。でも、普通、同じ会社の人に手数料は払わないと思うのですが。。また、厳密にいえば輸入貨物に関してその人が関わった出張費、雑費などコストはかかっていると思うのですが、加算しないのが規則です。さて、ここで例外についてですが、輸入貨物の買付手数料ではなく、輸入貨物を「製造する」ために必要な原材料の買付手数料である場合は、課税価格に加算します。要するに、輸入する貨物の価格に関わっている買付手数料か、単に、輸入取引において関わる買付手数料なのかを判断する必要があります。しかしながら、買手と同じ会社、従業員のような買手と一体ではない人に買付や手間を依頼したときは、仲介料と同じようになりますので、加算することになります。仲介料は加算するというルールがありますので。これらの手数料(買付手数料、仲介料、販売手数料)についてはかなり微妙だと思います。明確にまだ理解できてないです。過去問題をたくさんやって感覚をつけるしかないのかもしれません。




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出題文章には数多くのパターンがありますが、1つのパターンとしては下記があります。
重要なことは「主語」をみつけることです。日本語は主語をぼかして書くことができるので注意しながら読むことが大切です。



(出題文章の例)
関税定率法第〇条第〇項(・・・・・・・・・の原則)に関するものであるが、正しいものどれか。一つ選び、その番号をマークしなさい。直なお、正しい記述の組合せがない場合には、「0」をマークしなさい。


・・・・・に関し、・・・・・・・・を条件として、・・・・・・・・・・の場合には、・・・・・・・・を除き、・・・・・・・・の規定により、(主語)は・・・・・を、・・・・・・することができない。


出題文章の冒頭の関税定率法第〇条第〇項(・・・・・・・・・の原則)に関するものであるが、・・・の部分は、出題について何に関する条項についての出題が明記されているので、ここは絶対に読んで、それを頭に入れた上で5つの問の文章を読むこと。


次に、冒頭の出題文章、「・・・に関し」の部分は、主語に関するキーワードが含まれる文章なので、この部分について正しいことが書かれているのか、間違ったことが書かれているのか、この冒頭の文章以降を読んで判断することになります。従って、最初の、「関税定率法第〇条第〇項(・・・・・・・・・の原則)に関するものであるが、」について、さらに詳しい内容になっています。出題文章の主語に関するキーワードが必ず書かれている文章です。「・・・・に関し」となっているので、決して主語ではありません。)また、原則について例外を訊いている場合もあります。


「・・・を条件として」の部分は「・・・に関し」の部分の内容についてさらに条件をつけています。つまり、「・・・に関し」の部分はいくつかの条件がある場合によって内容が変わる、条項に適するかそうでないかが異なってくることを表しています。つまり、訊かれている関税定率法第〇条第〇項は、条件が多くあることが分かります。


「・・・に関し」の部分➡「・・・を条件として」へ、さらに詳細なことを訊いています。
そして、「・・・・・・・・・・の場合には」の部分は、出題文章全体における「限定」をしています。出題文章全体の主語に係る限定です。


「・・・に関し」の部分➡「・・・を条件として」➡「・・・・・・・・の場合には」へ、さらに詳細なことを訊いています。



「・・・・・・・・を除き」の部分は、要注意です。ここを読み落とすと文章全体の意味、正しいか間違っているか意味が異なってきます。「・・・・・・・・を除き」がない出題文章もあります。この「・・・・・・・・を除き」書かれていないこと自体が間違いである場合もあります。


つまり、関税定率法第〇条第〇項で「・・・・・・・・を除き」があるのが正しい条項で、例外を覚えているかどうかを訊いてくる出題です。条項を完璧に知っていると全部読む必要はなく、この出題文章は段階でこの文章は正しくないと判断できます。


「・・・・・・・・を除き」の部分は注意して読むことが重要です。



そして、やっと出題文章の最後になって、やっと主語がでてきます。


「・・・は」の「は」を読み落としてはいけません。日本語の文章は主語がどれか分かりにくいので、出題文章を英語に翻訳するような気持ちで読む、つまり、常に主語はどれがを見つけることが大切です。出題文章で最も重要なところです。


次にこの主語にあたる「・・・は」、「・・・・・を、・・・・・・することができない。(又は・・・・することができる。)となっています。この「・・・・を」は主語に対する目的語です。主語の「何に対して」にあたる部分です。主語の次に重要な部分です。それで、この目的にあたる内容を主語ができるかできないかを判断します。



この最後の「・・することができない、することができる」の部分を判断するとき、「・・・に関し」の部分➡「・・・を条件として」➡「・・・・・・の場合には」が大きく関わってきます。つまり、主語が「・・することができない、することができる」かどうかは、上記3つの部分、「・・・に関し」「・・・を条件として」「・・・の場合には」によって、決定されるので、主語を見つけた後は、その主語+目的語をできるかできないか、上記3つの部分の場合はどうであるかをもう一度読んで判断します。つまり、数多くある出題パターンの中で、上記3つのような条件や場合などがある文章は、関税定率法第〇条第〇項について、かなり深い部分を訊いている出題です。