kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

レビュー:【通関士過去問題集 2018年版】その3

レビューの続きです。過少申告加算税の計算問題は、自体のところ、決まりが色々あるだけで計算自体は掛け算、割り算、足し算、引き算するだけの単純なものです。


例えば、添付写真の過少申告加算税の計算問題の場合、


まず最初に、関税額である「増差税額」を計算します。出題のパターンとして修正後、税額が多くなります。「増差税額」を計算するので、正しい税率での税額-間違っていた税率での税額の引き算をします。



修正申告前(つまり、輸入申告時。間違っていた税率での税額の計算。)


2,468,950円 ➡ 千円未満を切捨てし、2,468,000円にします。


*通常の従価税の関税額の計算に基づきます。
(課税価格の千円未満切捨て X 税率% = 税額を算出後、百円未満切捨て)


2,468,000円 X 6.2% = 153,016円 ➡ 153,000円 (百円未満切捨て)



(注意)最初に千円未満を切捨てすることを忘れないように!最後に百円未満切捨。




修正申告後(正しい税率での課税額の計算)


12,586,952円 ➡ 千円未満を切捨てし、12,586,000円にします。


12,586,000円  X   7.2% = 906,192  ➡ 906,100円 (百円未満切捨て)




906,100円 - 153,000円 = 753,100円




この753,100円が「増差税額」になります。このこの753,100円に過少申告加算税の10%がかかります。


計算は、753,100円の1万円未満を切捨てし、10%をかけて過少申告加算税を計算します。


753,100円 ➡ 750,000円(1万円未満を切捨て)X 10% = 75,000円 ・・・①



この段階で、「増差税額」の753,100円が、「当初申告額と50万円とのいずれか多い額」を確認して、多い場合はその差額分に対して、さらに5%の加重分の過少申告加算税がかかります。


この当初申告額はどれか?これは、153,000円を指します。つまり、最初の算出した修正申告前の、2,468,000円 X 6.2% = 153,016円 ➡ 153,000円 (百円未満切捨て)です。*百円未満を切捨てした金額です。


「当初申告額と50万円とのいずれか多い額」が条件なので、153,000円と500,000円を比べると、500,000円の方が大きいので、この500,000円を使って加重分を算出します。(増差分に5%を掛けます。)


753,100円  - 500,000円 =  253,100円 


次に、増差分の253,100円に5%を掛けます。このとき、1万円未満を切捨てします。
*これを忘れたり、通常の従価税の関税額の計算の千円未満切捨にしないように注意します。


253,100円  ➡ 1万円未満を切捨てし、250,000円にします。


250,000円  X 5% = 12,500円 (加重分)・・・・②


①+② =875,00円となります。


上記は、「当初申告額と50万円とのいずれか多い額」条件で、当初申告額が50万円より少ないスムーズな計算の場合です。



*「増差税額」が50万円より大きくない場合は②の重加分の計算は不要。




さて、ややこしいのは、当初申告額が50万円を超えている場合もあります。このとき、「50万円以上は加重分がさらに加算される。増加税額分から50万円を引けばよい。」と単純に覚えていると、増差税額から50万円を引く計算をしてしまいます。引くときは必ず50万円ではないのです。


例えば、増差税額が、753,100円。当初申告額が、546,300円の場合。



「増差税額」の753,100円に対して「当初申告額と50万円とのいずれかが多い額の場合」、そのいずれかの額を「増差税額」から差し引いて額に5%を掛けることが規則です。


従って、当初申告額は50万円より多い額の546,300円なので、「増差税額」の753,100円から差し引き、残りに5%を掛けます。


753,100円 - 546,300円 = 206,800円



 206,800円 ➡1万円未満切捨てし、200,000円


 200,000円 × 5% =  10,000円となります。




以上が「増差税額」も50万円以上、当初申告額も50万円以上のパターンです。




















加重分の過少申告加算税