kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

レビュー:【通関士スピードテキスト 2018年度版】と【通関士 過去問スピードマスター 2018年度版】

思いつきで読んだ本や購入したものについていい加減なことを書いているブログですが、
この2冊【通関士スピードテキスト 2018年度版】と【通関士 過去問スピードマスター 2018年度版】については実際に購入して中身を確認しました。
先に過去問題集の方を買って全問解答するのを1ヶ月で約2週しました。問題のあとに解説が載っていますが、この解説は各問題の後に必ず載っていますが、ある一部分を載せてあるだけです。試験を受ける方が寸前に確認する問題集のようです。全体を理解することは、当然ながら出来ないので、テキストの方も後で購入しました。
先に分からないままでも過去問題集の方をやったので、テキストの方は簡単に感じました。このテキストは3週間くらいで1週しました。読み始めて気が付いたのは、文章もイラストもシンプルで読みやすいのですが、なぜそうなるのか?なぜそのような解釈になるのか?どのようにすれば覚えられるのか?などテクニックやコツはほとんど載っていません。解説は「〇〇について〇〇になるのは、、、第〇〇条の項に〇〇〇と書かれています。」のパターンがほとんどです。結局、このあたりは他の参考書やネットで調べました。この参考書だけに限ったことではないですが、ある程度理解してくると疑問も出てきて、もっと詳しく知りたいと思い始めます。すると、この参考書では解説が足らないことが分かってきました。ただ、約430頁なので概要を短期間で復習する方には効率の良い本だと思います。


この本の下記目次の中で「第6章 関税率表上の所属」は年々重要になってきて出題も増えているようです。しかしながら、この本には具体的な1から97類までの解説や問題が一切載っていないのです。このあたりは、「輸入・輸出申告」問題を解く上で必要な知識(特に暗記もの)で、また、ある品物の所属はどこか?と直接的な出題もあります。ここが分からないとまったく解けないお手上げになります。


仕方ないので、特におススメする分けではありませんが、別の参考書で
【通関士完全攻略ガイド 2018年版】と【通関士過去問題集 2018年版】を買ってみようと思います。TSUTAYAで数日連続で立ち読みしたのですが、 こちらには「関税率表上の所属」の具体的な解説と多くの問題が載っていました。直接、本へ書き込んだりしたいので入手して後日レビューします。



【通関士スピードテキスト 2018年度版】 


第1編 関税法
第1章 関税法の目的と定義
第2章 輸入通関
第3章 輸出通関その他
第4章 輸出又は輸入してはならない貨物
第5章 保税地域
第6章 外国貨物等の運送
第7章 課税物件の確定の時期、適用法令、納税義務者
第8章 関税額の確定方式、関税額の訂正
第9章 関税の納付と徴収
第10章 付帯税
第11章 不服申立て


第2編 関税定率法等
第1章 課税価格の決定
第2章 特殊関税、関税割当制度
第3章 減免税、戻し税
第4章 特恵関税制度
第5章 電子情報処理組織による輸出入等関連業務の処理等に関する法律(NACCS法)
第6章 ATA特例法・コンテナー特例法
第7章 外国為替及び外国貿易法第3編 通関業法


第1章 通関業法の目的と定義
第2章 通関業の許可
第3章 通関業者等の義務
第4章 通関業者の権利
第5章 通関士
第6章 監督処分、懲戒処分
第7章 罰則、権限の委任
第8章 認定通関業者


第4編 通関実務
第1章 関税率表解釈通則
第2章 輸出申告書
第3章 税率の選択
第4章 輸入申告書
第5章 税額の計算
第6章 関税率表上の所属



この【通関士スピードテキスト 2018年度版】の解説自体は正しいのですが、言葉不足が多々あります。


例えば、第1章「課税価格の決定」のとこころでで金型について「加算要素」として解説されています。それは正しいのですが、金型はすべて加算要素ではなく、輸入者と特殊関係にある金型生産者から取得した場合には、金型の取得価格ではなくその生産費用を課税価格に算入させます。


また、本邦以外でデザインに関わった費用は加算要素として解説しています。これも正しいのですが、本邦のデザインであっても無償提供したものに対して使用したデザイン費用は加算します。


輸入者と輸出者の間で、特約(例えば、輸入したものに損害がなかった場合、保険料から相当額を差し引くなど)の場合、その分の額は課税価格から差し引きます。



上記の細かい点をつかれた問題が実際に出題されています。このように【通関士スピードテキスト 2018年度版】にはあともう一歩の解説が足りません。
この本で勉強しながら、過去の試験問題(税関HPから入手)をやってみると、この本にには載っていない(解説されていない)内容が多々出題されています。