kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:【通関士スピードテキスト 2018年度版】 レビュー その20

レビューの続きです。特にこの本をおススメしているわけではありません。全部部読んで各章ごとの復習テストも3回しましたが、この本は通関士試験に関する「導入本」だと思います。解説は難しい文章ではなく「~については定率法〇条〇項で~となっています。」のパターンがほとんどです。特に解答のテクニックやコツなどは書かれていません。まず、この本でアウトラインをつかんで、通関士試験を受ける人はさらに詳しい参考書で勉強すべきだと痛感しました。


通関士関係の本を読んだのは、この本が初めてですが、読み始めて最初に感じたのは、原則➡例外(原則から外れる)内容がとても多いことです。


英文法で言えば、work worked worked の動詞の規則変化に対して、see saw see,
 do did done, take took takenのように不規則変化があり、これは暗記していくしかないのですが、通関士試験においては原則に対して例外があまりにも多いように感じます。そして、問題集を繰り返し解いて感じたのは、出題されるのは、この例外部分を問う問題に集中しているようです。選択式、択一式で特にそのように感じました。


さらに例外の例外、つまり例外から外れる内容もたくさん解説されています。この場合は、例外の例外なので、原則に戻ります。また、さらにさらに、、原則に戻る根拠が、明確にするのが困難な場合は、仕方なく原則を使う「あいまい」パターンです。
輸入の場合、課税価格を決定するのに、諸費用を加算すべきかすべきでないか、原則があり、その例も解説されています。しかしながら、「ただし、これらの額が明らかではなく、これらを含んだものでなければ輸入港までの運賃等が把握できない場合には、これらを含んだものを輸入港までの運賃等として取り扱う。」というのがあります。私がしっくりしないと思うのはこの部分です。


原則の規定や方法 ➡ 例外の原則の規定や方法


*例外から外れると ➡ ①原則に戻る。②仕方ないので原則に戻る。




結局、このあたりは過去問題集をたくさんやって感覚として身に着けていくしか方法がないようです。実際、現在、通関士をやっている人に直接聞いても同じことを話されました。
私自身、仕事で長年直接貿易をやっていましたが、同じ商品の輸入なのに都度、税率が違うことが多々ありました。大きな金額ではないので通関業者へ問い合わせをしませんでしたが、通関士によって解釈が異なることもあるようです。
とにかく、過去問題を大量にやらないと、輸入申告の問題は太刀打ちできません。この課税価格に加算すべきかすべきでないか、最初にここを間違うと次に按分したりして課税価格を5つ解答するのを全て間違ってしまいます。この本が出題される部分を集中的に絞ってあれば、この本だけを使うのですが、実際の過去問題を税関のHPから入手すると、この本だけの学習ではまったく足らないのが分かります。