kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:【通関士過去問題集 2018年版】 

1冊目の【通関士完全攻略ガイド 2018年版】を読んだ後に、2冊目はこの【通関士過去問題集 2018年版】を読みました。いくつか問題をやってみましたが、【通関士 過去問スピードマスター 2018年度版】とほとんど同じように感じました。それも当然で第1回~第51回試験の中から重要なポイントを含む問題を選んで載っています。平成29年度試験の解答・解説を収録しているところは他の問題集と同じ。テキスト本の【通関士完全攻略ガイド 2018年版】と同じく頁数多く重いです。日々カバンに入れて持ち運んで勉強するには向いてないと思います。しかしながら、このくらい多くの問題を解けば効果はあると思いました。通関士試験の問題集では最も売れている本らしいです。


実際にはまだこの本を購入していません。蔦屋書店で2時間程かけて座って読みました。最も印象に残ったのは、「オレンジジュース」の関税率上の所属について 果実の調整品(20類)か飲料(22類)かと「特恵受益国原産品」の条件を組み合わせたひっかけ問題です。驚いたのは、とても長い出題文章で、本当にこんな長い文章を読むのだろうかと疑問に思いましたが、過去問題として実際に出題されてました。実際に書かれていた出題文章は忘れてしまいましたが、内容としては、
特恵受益国以外の国のオレンジを特恵受益国で加工しオレンジジュースにした場合、原産国は特恵受益国になるかどうか?〇か✖かを選択する問題。
実質的に加工しオレンジから形を変えてジュースにしたのだから、原産国は特恵受益国だと考えてしまいますが、「原産地基準」があるようです。「原産地基準」について、関税暫定措置法第8条の2第4項に基づき関税暫定措置法施行令第26条第1項第2号で財務省令で定める実質的加工をしたものと定めてあります。
この実質的加工は関税暫定措置法施行規則第9条で原則は、項の変更となる加工としながらも、別表に定める場合は別表の基準とする旨規定しています。オレンジとオレンジジュースの税番については、オレンジは第0805項、オレンジジュースは第2009項。オレンジからオレンジジュースの製造は項の変更がありますが、別表を見ると2009項のジュースは「第7類、第8類又は第20類に該当する物品以外からの製造」が原産品として資格を与える加工となっています。従ってオレンジからオレンジジュースの製造を特恵受益国で行っても当該特恵受益国の生産品、つまり原産国にはならないのです。
特恵関税の原産地基準で加工基準の場合、 原則としては、項の変更です。しかしながら、関税暫定措置法施行規則別表に定める場合はその別表によります。


(注意)上記のように、「基準や規定で~と定められています。」と解説されていて、よく理解できるのですが、では、なぜその一部だけ例外にしているのかについての解説は書いてないので覚えるしかないのです。「どうして?」の疑問に対して、「~に書いてあるのです。~と決まっているのです。」ではなくて、「~だから~と決めているのです。」と論理として知りたいところです。また、解き方のテクニックやコツについては書かれていません。とにかく過去問を大量にやって出題傾向に慣れていく本です。