kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:【通関士スピードテキスト 2018年度版】 レビュー その10

レビューの続きです。昨年、関税定率法に関して多くの法改正がありました。注意しなければならないのは、2018年度版として出版されている書籍(参考書や問題集)に改正後の内容が反映されているかどうかです。詳しくは税関のHPに載っていますが、改正されたうちの一部ですが、気になったのは下記です。


過少申告加算税、無申告加算税、重加算税 関税法第12条関係について


「当初納税申告の適正化と自主的な修正申告の履行を高める観点から、税関からの調査通知日の翌日以降、更正予知前に修正申告等が行われた場合は、5%の過少申告加算税又は10%の無申告加算税が課されることとなる。」


つまり、法改正前は、税関から更正通知されてから手続きが終了し、過小申告加算税は10%、無申告加算税は15%を追加で支払っていました。ところが、法改正になり、自主性を重要視し、税関から調査通知されてから更正通知されるまでに、自ら修正申告した場合には、過小申告加算税の10%を5%、無申告加算税の15%を10%に改正しました。


ただ、個人的には自ら修正するくらいなら最初から正しい申告をしているではないかと考えてしまいます。


また、法改正により「無申告加算税」及び「重加算税」の加算処置について加算措置が増えています。


意図的に無申告又は隠蔽・仮装を繰り返す悪質な行為を防止し、適切な納税申告の履行を確保する観点から、同一の税目について過去5年以内に無申告加算税又は重加算税を課されたことがある輸入者(納税義務者)に課される無申告加算税及び重加算税に、法改正前に比べて、さらに10%の割合が加算されることになります。
*下記の通り今までの税にプラス10%です。


● 無申告加算税 15%  ➡ 15% + 10%
● 重加算税(隠蔽・仮装による過小申告) ➡ 35% + 10%
● 重加算税(隠蔽・仮装による無申告) ➡ 40% + 10% 


その納めるべき税額が100万円のとき、法改正前は、100万円X15%=15万円だったのが、さらに100万円X10%=10万円を加算。つまり、15万円+10万円=25万円。また、意図的に繰り返してごまかし100万円の税を納めるべきところを隠していて、ばれてしまった場合、なんと50%!50万円!元の納めるべき税の1.5倍!


ここで要注意なのは基本的な重加分の考え方は今まで通りです。当初申告額と50万円(基準額)を比べて、そのうちいずれか大きい額から50万円を引いてその超える部分に相当する額に5%を加えます。


当初申告75万円だった場合は、75万円-50万円=25万円X5%=125000円
は別途支払うことになります。