kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「サバイバル英文読解」 (1/2)

この本も図書館で借りました。内容は英文の読み方の解説ですが、まず最初の約10ページの前置きが長すぎます。基本的な英文法は省いてあるので英語初心者には難しく感じるかもしれません。また、ある程度英語の長文を勉強した人にとっては当たり前な内容だと思います。どのレベルの英語力の層をターゲットにしたのか不明です。しかしながら、文章は読みやすく、通勤途中の行きと帰りでさらっと読にはちょうどいいと思います。否定、疑問、仮定、固有名詞などはキーワードで、これはヒアリングの場合も注意する重要キーワードであることは同じです。英文に「数字」が出てくる場合の解説があればなおいいと思います。




この本の21のルールについては下記の通りです。
(実際のタイトルの表現とは少し変えてあります。)


1)否定文こそ注目!
  基本:not A but B
B以下から主張(買手の意見、イイタイコト)がくる。
(注意)実際にはbutは省略されていることが多い。


2)Butの代わりに主張を導く表現(否定のキーワード)
not A . Instead B
not A. Indeed B
not A . Rather B など
(注意)上記だけではなく、同じようなキーワードを見つけること。


I did have a relationship with Ms. Lewinsky that was not appropirate. In fact, it was
wrong.


3)Not only A but also B. ➡ not only A. also B.
Not only A but also B.のそのままで出てくることは稀で、alsoの部分はtooやas wellに変えていることも多い。
考え方としては上記の1)2)と同じく、B以下から主張(買手の意見、イイタイコト)がくる。
英文の中で対比している語(globalization➡ localなど)を見つけると手がかりになることがある。


4)thanを見たらその文には主張があると思え!
by A rather than by B  (Bの前のAが主張。)
*thanがあれば何と何が比較されているかおさせること。AとBは対比してしる単語も場合も多い。
*実際の英文ではratherは無い場合が多い。


4)過去を表す語句を見逃すな! その1
「昔」は~だった。しかし「今」は~だ。
英語でよく使われる対比して主張するパターン。
「今」どうなのかに主張の文がある。
*英文の先頭に「昔」を表す語句、once, In the past, - yeras agoなどがえれば、その後にNow, Todayなど「今」を表す語句があるので、それを見つけることが重要。
*「今」を表す文に、主張がある。
*考え方としては、上記1)、2)、3)と同じ。
Not A but B. 「昔」A,「今」B.


6)過去を表す語句を見逃すな! その2
考え方は上記5)と同じ。但し、「昔」の部分は、once, In the past, - years agoな語句ではなく、traditionalのように「古い、昔風の」のような語句が使われている場合も多いので、語彙力が必要になる。このtraditionalのような「昔」を意味する語句をみつけたら、文中のどこかに「今」を表す語句があるので、対比している語句をみつける。これも語彙力が必要になる。


7)一般論、実は~ (~の部分は主張)
「一般としては、Aですが、実は、Bなんですよ。(Bが書き手の主張)」。考え方としては上記6)とよく似ている。


一般としては・・・「We often...」しかしながら、However, we recognize....
*一般的なこと表現する語句が出てきたら、その流れを変える語句、しかし「However, butなど」をみつけること。その文以降が買手の主張する文。


8)まとめ表現で分からない箇所をリカバリー
  *This + 名詞 = まとめ
I was complimented on the trueness of my ear. This praise made me very happy.
もしcomplimentedの意味がわからなくても、 This praiseからI was complimented on the trueness of my ear.全体の文は、 praiseのことであることがわかる。


9)This + 名詞のバリエーション


This irrational stereotyping + 名詞 のように、This と名詞の間に、形容詞その他名詞を修飾する語句がたくさん入ることがある。このような語句が多いほど、前文のまとめが詳しく分かることになる。


*また、、上記8)のThis + 名詞のように前の1つの文だけを指すのではなく、This + 形容詞などの語句+名詞のパターンは、前の段落すべてを指すことにもある。



10)Andは最後のまとめのサイン
 Andは通常はあまり出てこない。しかしながら、あえて、出てきている場合は、「まとめ」を表すため。
*And以下が「まとめ」を表している。


We now accept the fact that learning a lifelong process of keeping abreast of change. And the most pressing task is to teach people how to learn.



11)固有名詞をみつけたら。。。
*固有名詞がある文から具体例を表している。


_______ . 固有名詞~ 


_______ .~ 固有名詞~ 


*固有名詞は文中のどこにあってもOK.文頭で文中でも固有名詞を含んだその文からが具体例。
*固有名詞は見えないFor exampleともいえる。偉人の言葉、格言などを用いる場合も多い。主張を強固なものにするために固有名詞をつかって具体例を表すが、もしその固有名詞を知らないと読解に時間がかかる。語彙力が必要となる。



12)逆のアプローチから攻略。具体例から主張が始まる。
*上記11)の逆の考え方。
*わからない部分が出てきても、その直後に固有名詞を含む文が続いたら、そこを具体例と考えて前のわからない内容を推測する方法。


内容をつかめた後に具体例を発見した場合


*具体例の内容があいまいな場合は、
➡直前にある内容と同じ内容と判断する。


*具体例の内容もつかめる。
➡直前になる内容を加味した上ではっきり理解できる。


内容をつかめないで具体例を発見した場合


➡具体例から直前の内容を判断する。(類推する。)
上記12)はこれ。



13)Ifのあまりにも意外な使い方
文中にIfが出てきたら、その文から具体例が始まる。


__________ . If ~


If 以降から具体例になる。


*そもそも、If~は、仮定や条件を表すときに使われるキーワード。書き手が主張する内容を強固なものにするために例え話を出して、具体的に分かりやすくしている。考え方としては上記11)、12)の固有名詞をつかうことと同じ。



14)Ifのルール 逆説の主張


If~は具体例のサインですが、主張と真逆の具体例がくることもある。
*あえて逆説を出して主張を強調している。



15)”A”の隠れた用法
*文中に突然、A+名詞が出てくるパターン。
*考え方としては、上記13)14)のIf~と同じ。


__________ . A ~


A 以降から具体例になる。


*このAは必ず大文字。必ず文頭にくる。




16)構造反復。主張を強固なものにするため、同じ形の文繰り返し出す。
*同じ内容であることに気が付いたら読み飛ばすこと。


By "bad students", I don't mean students who get low grades. Instead, I mean students ...... They don't ask....... their teachers. They don't ask....... after class...... They don't ask............ They don't ask....... being studied.



17)出だしの形に要注意!
 文頭にキーワード + 反復構造のパターン。
考え方としては上記16)と同じ。


one of the toughest aspect of the policemen's job is the fact that he must make on-the-spot decisions. He must make up his mind "right now" with ........


(注意)この例文は、he must....が同じなので反復構造をみつけやすいが、言い換え表現をしていることが多い。語彙力が必要になります。



18)反復構造の形は崩れる。
*ほとんど上記17)と同じ内容。


It can be lost, for example, by .... やIt may be destryed by など、助動詞や、受け身になっている文の構造が同じであることなどに気付き発見する必要があります。



19)「重要な」表現にしっかり目配り。
*重要を表す単語はその文が重要であり、主張がある。
*そもそも「重要な」を意味する語句、単語があれば、その部分は重要なことが書かれてあるはずで、書き手の主張がある。
*「重要な」はimportantだけではないので、


significant, fundamental, critical, vital, primary, crucial, principalなど可能限り語彙力は必要。



20)Comparableは「似ている」と覚える。
*Comparableは「比喩」が始まるサイン。この文以降が主張を表す。
*Comparableの前の意味を理解している場合は、Comparable以下は読み飛ばせばOK。理解できない場合は、Comparable~以降の文から前の文の意味を予測する。


I doubt whether a doctor.......
To put the question in general terms would be comparable to the question posed to a chess champion : "Tell ....



21)クエスチョンマークの超重要な役割 「?」に注目する。
*その英文全体の(または途中までの)テーマを表す。
*テーマをおさえれば主張が分かる。


Hillary Clinton got closer them any American woman to the nation's top job, but her loss this week has thrown a spotlight back on the question : Why had the United States lagged behind so many countries around the world in closing a female leader?



(注意)書き手の考えがすぐにわかる場合は、稀。この下線部分を訳したところで、その内容は結局は書き手はどういうことを主張しているのかについては考える必要があります。


この記事の書き手は「アメリカ大統領は男性の仕事という見方や、いまだに女性が公平に扱われない社会背景や歴史など、実に様々な角度からの意見がある。」ということを主張しているが、「では結局どうすればよいのか」については明確な意見は避けています。


末巻に「チャレンジ問題」があります。


By unfair reporting, I do not mean writing with the intention of attacking Japan.
I’m taking about things that readers and reporters may not be aware of.
Probably the clearest example of this is the use of language related to war. – words
like “invade” or “attack” – in stories that are not actually about war. When Sony
bought Colombia Pictures in 1989, for example, Newsweek wrote, ”Japan invades Hollywood.” A different story described the high level of saving in Japan as “Japan’s secret weapon” This was a strange choice of words because the amount of money saved by the Japanese people is neither a secret nor a weapon.


この英文には3つの構成ポイントがあります。


テーマは「偏った報道」
もちろん、テーマか書かれてないので、文中の書き手のI’m taking about以降の「一般論」を書いている文から、may not be aware ofのnotに目をつけて、ここが重要な主張ポイントであることに気づくこと。また、否定文の次の肯定文がきていることからbutがあることにも気づくことも必要。そして、これ以降に論文の基本として「具体例」と「まとめ」が続くことを予測する。
主張がmay not be aware ofの文から「読者も報道する側も気づいていないこと」なので、以降の「具体例」と「まとめ」を見つけた上でテーマ「偏った報道」を導き出すことになる。


具体例については、「戦争に関連した単語を使う」があり、これは「主張」を強くするための文にあたるが、さらに固有名詞をつかった「ソニーのハリウッド“侵略”」の文を出しています。
そして、最後にA+名詞をつかった具体例の文「日本の貯蓄は“秘密兵器”」を載せている。


否定語が入っている文に目を付け、主張をさがし、具体例から英文全体のテーマを割り出す。
攻撃的な単語(attack, invade, warなど)が多く使われていて、それを否定する単語や文もあり、常識的に考えて、攻撃的なことを推奨または主張する文はないだろうと予測しアタリをつけて読むのも1つ方法かもしれません。


但し、この本で紹介されている例文はわかりやすい簡単なものばかりなので、理解できますが、例えば下記はTIME誌の記事から抜き出した文の一部です。下記のように知らない単語がたくさんあれば、ルールを使うこともできません。やはりボキャブラリーは必要だと思います。


例)
Expectations that Washington could broker a dialogue between the 63-year-old Nobel Peace Prize winner and the Chinese swiftly foundered.


例)
So the stubborn wisp of a man lumbered through the two-day proceedings, berated by the judge and derided by the prosecution for courtroom gaffes and blunders.