kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「英単語は言霊(ことだま)で覚えなさい」②





図書館で借りた本です。過去に同じ本を買ったことがあります。この本の内容は、
「アルファベット26文字それぞれに意味を持っている。」著者の西村氏はこれを「言霊」と呼びます。これら26個のアルファベット、1つ1つの意味を解説しています。


著者の西村氏いわく、英会話は大体が「日本語=英語」という言い回しを見つけようとして、頭の中が真っ白になり、ギブアップとなるのが一般的である。英語で話す時に日本語→英語に直訳できない場合に対し、西村式英語の一つである「情景発想法」は、直接訳せないものは全て情景を描写する内容に変えてしまい、自分なりの発想法で話したい表現を自由に発想できるようになる、と書かれています。



この著者は様々な英語に関する本を出版されていますが、その中で個人的に興味をひくのが、タイトルがこの「英単語は言霊で覚えなさい。」の本です。


英単語を覚える方法にはたくさんの方法がありますが、アルファベット26文字それぞれが持っている本来の意味、「心」のようなものを説明しています。まず、アルファベットについては下記の通りです。イメージなので、下記の書かれている言葉を読んだだけでは理解できないと思います。西村氏の書籍の中では、1つ1つ、イラストや図を使って詳しく説明されています。 例えば、「B」であれば、本来、Bの心は、「耐える」であり、Bの形は真ん中が押された感じになっていて、耐えてる状態から耐えきれなくなってついに「はじく」という意味が出てくるというもの。(また、”B” が破裂するような音なのは ”B” には爆発する、外方向に圧力をかける、という言霊があります。Bomb、Break、Boil、Beat、Bend…など。)


文章ではとても説明が難しいです。 



アルファベットAからZの言霊(マインド)については下記の通りです。



A : 意図、目的、可能性、(数字の)1


B : 耐える、外にはじく


C : 近づく、集まる


D : 力が中心に集まる、 気温が下がる


E : 合わせる、囲い


F : 軽い、速い、先の


G : 進む、握る、素晴らしいもの


H : ものすごい力でくっつく、熱、高いもの


I : ぴったり合わせる、分ける


J : 力で圧する、勢いよく外に放つ


K : 力で守る、刃を向ける


L : 伸びる、速く


M : 数が増える


N : 回転する、変わる、ゼロ


O : 目的、外に


P : 突起状の、前に


Q : 圧する、すばやく動く


R : 回転する、 正しい力


S : 進める、 見て分ける


T : 立てようとする、止める


U : 足りない、補う


V : ものすごい力を加える、正当性


W : 曲げる、 苦労


X : 固定する、放つ


Z : 惑わす、 固定する



アルファベットAからZの言霊(マインド)をベースに音節(シラブル)にも下記の意味があります。





大きく8グループに分かれています。



1.「覆う」 2.「加わる」「重なる」「合流する」 3.「圧力が加わる」 4.「壊す」 5.「運ぶ」 6.「上に向かう」 7.「下に向かう」  8.「留まる」








「補う」の心をもつグループ





1) --ol, al : 「丸いもの」「1つ」「全体」 ball. Hole,owe


2) oo : 「全体の中で1つのもの」 foot, teeth, pool, wood


3) oo : 「目の玉」 loop, look, scoop, hood


4) wa : 「目を開ける」 watch, wail,ward


5) spe : 「見る」 perspective, aspect, inspect,suspect, conspicuous


6) vis- : 「足を運んで見る」 visit, vista, vision, view, visual


7) sear, sur : 「目で確かめる」 search, research


8) op-, -vey : 「見る」「見開く」 optical, option, optimistic, survey, convey


9) -orm, -irm, -arm : 「内側に力を入れる」 form, dormitory


10) atomos-, cir- :「円」 atomosphere, circle, circuit, circumstance





「加わる」「重なる」「合流する」の心をもつグループ





1) ee : 「加わる」「合わせる」「重ねる」  meet,see, feet, agree


2) -ee : 「同意のもとで行われる」 guarantee,entrée, examine


3) ac : 「加える」「加わる」「ともに」 accumulate, acquire, accord


4) ad : 「目的とするところに加わる」advocate, adorn, adhere


5) af : 「前に加わる」 afford, afflict,affect


6) ag : 「進む」「攻撃する」「加わる」 agonyaggressive, agitate


7) as : 「目的とするところに進む」 ascertain,assemble, assist


8) ec- : 「くっ付いて合わさる」 eccentric,economy, echo


9) oa : 「今いるところから、別の目的地まで」  road,board, abroad, boat


10) ea : 「つながる」「導く」「道」 lead, sea, leave, ear, read, eat


11) pre, pro, for : 「前方」 prepare,previous, process, proclaim


12) for, fore : 「今いるところより前」 forward, forbid, foreign





「圧力が加わる」





1) ch : 「固まる」「くっつく」 choke,choose, charm, chance


2) ch : 「くっつく」  clash,clinch, cliff


3) sh : 「形」「一か所に集中する」  shame,shake, shiver, shock, shape


4) gle- : 「光る」「氷」  glacial,glint, glad


5) -ght : 「力」  right, fight,bright, might, flight


6) wr : 「くねらす」 wrap, wrist, write


7) -aw : 「鋭いもの」「服従させるもの」 saw, jaw, straw, gnaw, law


8) gri- : 「握って粉々にする」  grist,grill, grim


9) scr- : 「手で書く」「描く」  script, manuscript, prescript, rescript


10) sm : 「縮める」「しわを作る」 smile, smear, smell, smack





「壊す」の心をもつグループ





1) bur-, br-, bl : 「破壊する」 bur, break, brass, blaze


2) -laspe : 「力が緩んで滑る」 collapse, lapse, elapse, relapse


3) rupt : 「障害の方向にもたらす」   rupture,bankrupt, corrupt, disrupt


4) mel-, mal : 「固まったもの」「暗黒」 melancholy, melt, malice,dismal





「運ぶ」の心をもつグループ





1) br : 「運んで、外にやる」  brush,bribe, brain


2) dr : 「離れる」「下に運ぶ」 dream,dread, drift


3) fr : 「上がる」 freight,fringe, frog


4) tr : 「向うに渡る」  trade,tradition, track, tram, transmit, travel, trap


5) va, vo, voc, vol : 「運ぶ」 vocation, volume,involve, vocal


6) -tray, -tory : 「渡る」  rotary,offertory, victory, stationary





「上に向かう」の心をもつグループ





1) ou : 「ぐるり」  about, sound,bound, bounce, mound


2) -ft : 「表面が盛り上げる」「上に向かう」 soft,craft, shaft


3) spr : 「上に伸びる」 spread,sprout, spring, sprawl


4) -ct, elect : 「まっすぐ」 elect, direct, collect, strict


5) st : 「立つ」「建てる」  stay,still, store, stop, conflict


6) ture : 「姿、形」 miniature, literature, feature,culture, furniture


7) -tude : 「はっきり姿を現す」 aptitude, gratitude, habitude





「下に向かう」の心をもつグループ





1) -ll : 「全体」 drill, oil, stall


2) –cline : 「くっついたものが傾く」  recline, decline, incline


3) der : 「下に向かう」  derive, ponder, blaster, thunder


4) de, di 「離れる」  delight, differ, difficult, delay, deny, diverse


5) -ow : 「下へ向かう」 bow, low, crowd


6) sub : 「全体を下へ」 suburb,substance, submerge, submit


7) dr : 「落ちる」  drown, drag, dragon





「留まる」の心をもつグループ





1) bl- : 「光を止める」「黒」 black,blind, blow, blame


2) ki-, ke- : 「守る」  kennel, king, keep


3) -ck : 「力を一点に集める」  kick,back, cock, attack, clock


4) -ke : 「囲う」  lake, take,make, bake, sake


5) st : 「じっとしている」  stare,start, stack, astound, astonish


6) -and : 「存在する」「広がる」 band,land, bland, brand, island


7) -ary, -try : 「範囲」「場所」 country, boundary, commentary, documentary


8) -it, mit : 「1つになる」 permit, fact,effect


9) -cieve, -cept : 「受け取る」 receive,conceive, perceive, receipt, concept


10) -fect, -fact : 「力を合わせたもの」 perfect,fact, effect


11) -tain : 「中に入れる」「含む」  attain,contain, retain, abstain, detain, obtain


12) cust, cost  : 「ちゃんとする」  custody,customer, costume, custom


13) hab, hob : 「自ら所有する」  hobby,habit, hobnob, inhabit, have


14) hal- : 「放出する」 exhalation,inhalant, halation


15) -dge, ledge : 「端」「角」 knowledge, pledge, bridge, ledge


16) -tch : 「留めてくっつける」  pitch,blotch, clutch, fetch, hatch, stitch


17) -ble : 「力で固める」「できる」  table,able, trouble, arable


18) -cle : 「緩んだものを固める」  muscle,obstacle


19) -dle : 「固める」 candle, bundle,cradle, girdle, idle


20) -fle : 「膨れ上がる」  baffle,wuffle, riffle


21) –gle: 「混ぜる」 mingle,entangle, struggle


22) -kle : 「加わる」「留める」 ankle,buckle, trinkle


23) -ple : 「分かれる」  pimple,couple, dimple, simple


24) -tle : 「力が緩んで立つ」 castle,rattle, cattle



上記からいろんな単語を見てみると、なるほど!発見がありおもしろいです。


但し、この「英単語は言霊で覚えなさい。」に載っている内容は、著者が”発見”したものであって、学術書や言語学で認知されているものでありません。従って根拠などはこの「英単語は言霊で覚えなさい。」では書かれておりません。


単語力増強方法に悩んでる人で、接頭語、語幹、接尾語をよく勉強した人は、この本の、言霊=心のフィーリング、感覚を理解しやすいと思います。


でも、この「英単語は言霊で覚えなさい。」の中で、pre, pro, for, foreをアルファベット1つ1つに分解してその意味を詳しく説明していますが、もうこれらは、中学や高校で習ったように、「先」「以前」などの接頭語として覚えたほうが楽です。



ネットや図書館で他の本で調べると、アルファベット1つ1つに意味を持っているのは確かです。この本と同じようなことが書かれていましたが、当然ながら違う解釈もありました。「英単語は言霊で覚えなさい。」は読みやすい本ですが、全面的に信用することはできないと思います。あくまで「読み物」として楽しむ程度だと思います。