kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「単語力が13時間で130倍にふくれ上がる本」

この本は図書館で借りたのではなく、かなり前に買った本です。内容は、「アルファベットAからZに秘められた心」を紹介する本です。各アルファベットの1つ1つの文字自身に「意味」があり、それらを1文字づつ詳しく説明しています。それを「心」と捉えていて、1つ1つのアルファベットの文字自身に概念や「方向性」、また、文字1つ1つ自身が何を「象徴」しているかを説明しています。
英語のアルファベット26文字の究極の意味を理解する方法なので単語を覚える際、1文字づつ分解して意味を理解するので一度覚えた単語を忘れに難くなるのではないかと思う。
但し、この本には次の語は除くよう例外が記載されています。
(これって結構多いのでは?と思いますが。。。)


①色 ②年月日 ③ラテン語以外の語源 ④固有名詞からくるもの ⑤擬音音からくる語 ⑥動物・植物・魚の名前など ⑦接尾語 ⑧その他、ラテン系以外の発想が語源のもの


考え方の1例) 
surpass(超える)の 「sur」の部分について、 s は「進む」 u は「補う」 r は「回る・渡らせる」のそれぞれのアルファベットが合体して、意味が(不足を)補って渡らせる ⇒ 「超える」、「上部」を意味するといもの。
surを接頭語として「超える、上部」の意味を丸暗記している人は、上記の分解して理解する方法は不要だと思います。(笑)


実際、この本には、AからZを説明するのに、イラストや方向を示す矢印などたくさん載っていて、イメージを理解しやすいと思います。


Aについて ;
「広がる」→「意図・目的・可能性」を意味する。1つ、一点からの広がり。口を広げる。全体を意味する。


Bについて ;
「はじく・締め付ける・はねのける」「破滅させる」を意味する。それゆえ、逆行性の意味として「耐える・曲がる・曲げる」の意味が出てくる。


Cについて ;
「力が中心に集まる」「絡める・縮める・1つになる」「冷める」を意味する。


Dについて ;
「力が減じる・離れる・過ぎる・下がる」そして「遠くに向かう」その結果、「他に加わる、くっ付く、固まる」を意味が出てくる。


Eについて ;
「広げる」「合わせる」「合流する」「等しくなる」を意味する。「鋭いもの」「囲い」を象徴する。


Fについて ;
「軽い」「速い」「浮上する」「落ちない」「先の」を表し、逆行性の意味として、上に向かうものをなんとかして「挑む」「下に向ける」「落ち着かせようとする」という二面性がある。


Gについて ;
「進む」「過ぎ去る」「握る」「粉々にする」「灰状にする」「磨く」を意味する。また、「素晴らしいもの」「小さいもの」を意味する。


Hについて ;
「力が一点に集中する」「くっ付く」を意味する。逆行性として「打撃を与える」「四方に分散する」「離れる」という意味が出てくる。激しい力 → 「熱」「上に向かう」を象徴する。


Iについて ;
「ぴったり合わせる」を意味する。逆行性として「切り離す」「切る」「掘る」「えぐる」「分ける」「力をさく」という意味が出てくる。


Jについて ;
「力で圧する」「小さくなる」「つまらない」を意味する。逆行性として「引っ張る」圧力がかかって「勢いよく」という意味が出てくる。また、「光るもの」を象徴する。


Kについて ;
「力で守る」「残す」「威厳をもつ」を意味する。逆行性として「他を跳ね除ける」「刃を向ける」という意味が出てくる。また、「同種類・同性質」「鋭さ」を象徴する。


Lについて ;
「力を入れてピーンと張る」を意味と「力を緩める」その結果、「四方に行き渡る」「ゆっくり動く」「遅れさせる」「力が緩められて自由に動く」という逆行性を意味する。「光」「水」「言語」「細いもの」「水平状のもの」を象徴する。


Mについて ;
「ゼロから数量を増す」「統合させる」そして「姿・形を作る」「固める」「盛り上がる」を意味する。また、「威厳」と「固まる」の意味から「土状のもの」「固まったもの」を象徴する。


Nについて ;
「加わる」、「中に入る」「含める」「隠れる」を意味する。また、「ゼロ」「麻痺」を意味する。


Oについて ;
「目的」「円状のもの」「全体」を意味する。


Pについて ;
「前に押し出す」「前・先・表に出ていく」「突き抜ける」「過ぎる」「目立つ」「際立つ」を意味する。逆行性として、語尾となって「止める」「定める」を意味する。「突起状のもの」を象徴する。


Qについて ;
「圧する」「小さくする」「角を取る」「丸くする」「静める」を意味する。逆行性として「有形無形の圧力から解放される」「求める」を意味する。「質」を象徴する。


Rについて ;
「運ぶ」「動かす」「渡らせる」を意味する。また、「元の位置に戻る」を意味する。「円」「右方向」「正しい」を象徴する。


Sについて ;
「圧する」「進める」「しみ込む」を意味する。逆行性として「力を徐々に緩める」「食い止める」「落ち着かす「納める」とい意味が出てくる。また、「目」を象徴し「見て分ける」「見て調べる」「見て確かめる」「見て区別する」「見て話す」などの意味をもつ。


Tについて ;
「立てようとする」「起こす」「企てる」を意味する。逆行性として語尾で「阻む」「止める」を意味する。また、「姿・形・状態」を象徴する。


Uについて ;
「欠ける」「足りない」「障害」「曖昧な」を意味する。逆行性として「補う」「有効に機能させる」「きちんとさせる」の意味が出てくる。


Vについて ;
「ものすごい力を加える」「回転する」「運ぶ」「伝える」と「なくす」「消える・消す」を意味する。逆行性として「方向を変える」を意味する。また、「垂直方向「正当性」「価値」を象徴する。


Wについて ;
「曲げる」「重ねる」「うねる・くねる」、「まっすぐ進まない」「間違った方向」を意味する。逆行性として「まっすぐさせる」「固める」のを意味する。また、「恐怖」「無駄骨」「波」「水」「風」「道」を象徴し、「苦心」「苦労」なども表す。


Xについて ;
「交わらせる」「固定する」を意味する。逆行性として「外に、放つ」の意味が出てくる。


Yについて ;
「まだ達していない」「未熟の」を意味する。逆行性として「もたれる」「他」の意味が出てくる。また、「分かれる」を象徴する。


Zについて ;
「激しく揺れる」「惑わす」を意味する。逆行性の意味として「固定する」の意味が出てくる。また、「目」「頂点」「ゼロ」を象徴する。






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さて、個人的な感想ですが、この本のおかげで何年も前に多くの単語を覚えるとき大いに役に立ちましたが、今思うと下記のポイントが明瞭でないし疑問が残るところです。


①例が少ない。
この本で例として取り上げれている単語の数が少ない。頻繁に使う語300程度は勿論、3000から10000くらいの語を検証したのかどうかが不明です。



②逆行性の意味
 例えば、Uについて、「足りない」「欠ける」⇒ 「補う」といまったく正反対な意味が発生するという解説(著者の説)ですが、この逆行性のあるアルファベットと逆行性を持たないアルファベットがあるのかについての理由が説明されていない。


③文字と音素の混同。
文字とは二次的なものであり、音声言語があって文字言語が生じたと考えます。この文字言語が、意味を記述したものだと考えます。音声学の方面からも考える必要があると思います。発音上、アルファベットの表記を変更する必要がある場合、in ⇒ im、 de ⇒ di など。


④接頭語、語幹、接尾語
これらのことについては、当然ながらこの本では説明されていないが、接頭語、語幹、接尾語の意味で考えた方が解釈しやすい単語もあった。わざわざ、1つ1つアルファベットの意味として解釈しなくても。。
注意すべきは、接頭語、語幹、接尾語の基本的なこと(高校で習うレベル)は少なくとも全部知ってないと、この
アルファベットの意味、著者がいうアルファベットの心は、なんのことかまったく理解できないと思います。


⑤対話文の方式


この本は、著者と生徒との対話形式でずっと続くが、この対話、不要だと思う。著者が分かりやすい言葉で、こちらに話しかける方法でいいと思う。その方がページ数も少なくて済むし、その代わりに説明不足の箇所をもっと詳しく載せることが出来るのではと思います。