kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「TOEIC Test 900点突破必須英単語」

10年以上前に購入した本です。久しぶりにこの本をざっと例文も含めてチェックしましたが、あまりにも間違いが多く今でもこの本は使われているのだろうかと疑問を持ちました。例文として合っていない、ミススぺリング、脱字、誤訳等、間違いのオンパレードです。
買った当時、他の単語の本ではあまり見たことのない斬新な本かなと思いました。それは、左ページに英単語、右ページに意味、和訳が載っていて、ここまでは一般的な単語学習の本と同じですが、右ページの意味、和訳をいきなり確認するのではなく、左ページの隅に右ページの意味、和訳を思い出すトリガーを1文字(漢字)が載っています。この1文字が記憶の手がかりとなり繰り返し練習しやすいです。


実際は、英語の例文(和訳も含めて)が自分にはしっくりこなかったので、自分で覚えやすい例文をノートに作って覚えました。


さて、この本(2000年版)には例文が799ありますが、全部に文句を言えそうな感じがするくらい間違いが多いです。


やたらに挿入句が多く、分詞構文を使った回りくどい例文がとても多いです。また、セミコロンがかなり多く使われている例文が多いですが、セミコロンの正しい使い方の意味を理解しているのでしょうか?英文法の面も間違いにも加え、単純に文として、日本語で考えてもなんか変な文があります。例えば、





Being a paid consultant for the pharmaceutical companymeans that he has a biased view


as to the merits of the drug in question.




この本の和訳 ↓



その製薬会社の雇われ顧問でいるということは、彼が問題の薬の有効性について偏った意見を持っていることを意味します。
この英文はさほど問題はないと思います。まあ、paid consultantって、無報酬で会社の顧問を引き受ける人は少ないと思いますが、、それはいいとして、


文として変なのは、単純になぜ?と感じます。なぜ彼がその会社の顧問でいることが問題の薬の有効性に偏った意見を持っていることにつながるのか、要するにその会社というのは、有効性のない問題の薬を販売していて、彼がその会社の顧問をしているということは、その薬を信じているという前提を、こちらが文の意味を考えるときに想像しなければならないのです。なんか単語が抜けていて例文として言葉足らずと思います。


著者は前書きで「文脈から意味を引き出す」大切さを主張していますが、biased viewの例文としては変です。例えば、pharmaceutical companyの前に「以前より問題のある薬を販売している」とか、「今、世間を騒がしている」などの英単語をつける必要があると思います。


このように例文として、つまり、首尾一貫していない文章がなんと多いことか。英文については、本当にネイティブにチェックさせたのでしょうか?また、最初に著者が例文を考えたと思いますが、「日本語の文の意味」としてもおかしくないのかチェックしたのでしょうか?
重箱の隅をつつくわけではないですが、大きな英文法の本で今度は冠詞の用法の面から例文をきっちりチェックしていくとあれ?っと思うところが多々あります。(799例文全部はチェックしていません。面倒になって途中でやめました。)





あまりにも奇妙な例文が多いので、「ネイティブが自分でチェックできる英語正誤用例辞典」などがありますので著者にはこのような本を使って一度チェックされることをお勧めします。👇