kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「発信型英語スーパー口語表現」

この本は図書館で借りた本ではなく、「口語表現」と書かれたタイトルが気になって10年に以上前に買った本です。
裏表紙には、TIME,Newsweek、映画をエンジョイできる。と書かれていますが、なぜか「TOEIC,TOEFL、英検1級の高レベルをねらう方におすすめ」の文字はとても小さく書かれています。確かにTOEIC向けではないと思います。ざっくりとレビューします。


1)Chapter1 イデオム力診断の箇所について


いわゆる診断テストがついているが、この本の著者の「10000語レベル スーパーボキャビル」と同じく、本のレイアウトが良くないのです。右ページに問題、左ページに解答、解説、又は次のページときっちりと構成されていればいいのですが、あるパートは、問題をしてるページに解答が見えてしまったりするので、やり難い。結局、この本の問題部分をコピーした後、解答部分を切って自分専用の小冊子のようにして覚えていった記憶があります。今は、改訂版も出てるだろうからそのような心配はなくなってるとは思いますが。。


2)Chapter2  【初級編】 英語は連想ゲーム


イデオムは、cat, dog, monkeyと動物系、ground, ice, stemなどの自然系、数や色系の単語がよく使われます。なぜこれらの単語が使われているか、どんなイメージで使われているか、なぜこの単語が使われるようになったかについて詳しく解説されています。理解して進んでいくのでこのChapterに載っているイデオムは覚えやすいです。但し、詳しく解説されているのはこのChapter2だけです。他のChapterも詳しい解説が欲しいところです。また、Chapter2に載っているイデオムは初級なので日頃、英語に携わっている人は既に知っているイデオムだと思います。また、イラストが数ページありますが、中には1ページの半分のスペースを使っているものあり、こんなイラストは不要だと思います。そのスペース部分にもっと単語を載せてほしいところです。



3)Chapter3  【中級編】  基本動詞


get,make,giveなどの基本動詞は、様々な意味を持っています。口語表現でよく使われる動詞です。このChapterはイデオムではなく、この本のタイトルと同じく口語表現の解説です。基本動詞の多くの意味を復習するようなChapterです。基本動詞の様々な意味を円グラフの図の中に書いていますが、センス悪く見難いと感じます。普通に列挙したほうが分かりやすいです。(笑)



4)Chapter4 【中級編】句動詞


句動詞でよく使われる、on,off,over,withなど、これらの持つコンセプトをイメージしやすいイラストを使って解説しています。例えは、OFFのコンセプトは、「これまでの動作を(一時的に)中断する、離れる」ですが、そこから「出発して、休んで、減って、はずれて、中止して、消えて、すっかり」などの意味が派生していきます。と本の中で書かれています。しかしながら、OFFのように、「離れる」と「出発して」というまったく逆の意味を持つものは気をつけて覚えてる必要があります。句動詞の中で、基本パターンの前置詞+動詞は、前置詞が方向を決めて、その後にそれに合う動詞を決定するニュアンスがありますので、on,off,over,withなどのコンセプトを理解することは、句動詞を覚えるにおいて大きく役に立つと思います。このChapterは重要だと思いますが、残念なのは、on,off,over,withなどにつく基本動詞が、なぜその動詞が付くのかについては解説されてなくて、次のChapter5までは、ずっと練習問題をしていくパターンとなっています。




5)Chapter5 【中級編】 必須口語表現


イデオムというより、名詞、動詞、形容詞、副詞などで1つの単語自体が様々な意味を表すことについての説明がChapter5です。


例)  The child has the makings of a good musician. (その子供には音楽の素質がある。)
*makings は複数形で「要素・素質」


このChapterは、one,system,cornerなど基本単語ばかりですが、基本単語がゆえに様々な意味、比喩、イメージに変化します。1つ1つの単語についての解説があればいいと思うのですが、詳しい解説はなく、問題をひたすら解いていくパターンで解答と解説のところでほんの少し説明書きがあるだけです。



6)星占いで表現力UP


「星占いで表現力UP」というページが星座の数だけ挟まれていますが、この意図はなんだろう?載っている単語は口語かな?単に著者が星座を好きなのか?


個人的な感想ですが、口語表現ということの本なので、この本に載っている内容が現在に合致している口語表現なのか、著者が様々な英英辞典を使うことがイデオム力UPだと推奨しているように、この本に載っている口語表現もアメリカ口語辞典や英英辞典で現在も使われている口語表現なのかどうか調べながら学習すればいいのではと思います。