【阪本研究所】 SK laboratory 代表 Kazuyoshi Sakamoto

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「ビートルズでヒアリング」CD付き English learning with The Beatles songs

ビートルズを聴いて英語のヒアリングを学習する本です。著者が提唱する6つの法則(下記)がこの本のベースとなっています。この法則をビートルズの歌に沿って詳しく説明されています。


「西村式ヒアリング法則」


法則1:t + 母音のとき(米国人はdと発音するので)日本人にはlに近い音に
    聞こえる。
法則2:t+子音のとき、tは無音になる。
法則3:p、t、k、b、dは語尾にくると、次の音が子音のときは無音になる。
    また、文尾においても無音になることが多い。
法則4:them はem, himはim, herはerと聞こえる。
法則5:ofは(ア)となることが多い。
法則6:s, zは次の音がs,zの音と連音になる場合は無音になる。



この本は、「英語は吐く音の上に音が乗る。」「西洋人の言葉はすべて二重構造の世界」「ハアーッという息の上にのせて発音する世界」など、最初はなんのことかわからないですが、じっくり読んでいくと理解できます。よくYouTubeなどでヒアリング講座についてアップされていますが、確かに動画は音を耳で聞けるのでいいと思いますが、じっくりと本を読んで法則を頭に入れたい人はこのい本は役に立つと思います。ただし、著者の提唱する上記6つの法則は、すべての英語がこの法則に当てはまるわけでありません。



法則1:t + 母音のとき(米国人はdと発音するので)日本人にはlに近い音に
聞こえる。


t + 母音のとき(米国人はdと発音するので)日本人には [l](アルファベットのL)に近い音に聞こえる。*日本語の「ラリルレロ」の音に近い感じです。決して同じではありません。


put it on, take it outなどの場合、実際の発音は、どんな風に聞こえるかというと、(この本では発音をカタカナで書いてあるので初心者には分かりです。)


put it on (プッデッドオン)
take it out (テェキダァウ)


ですが、スピードが速くなると、


put it on (プリロォン)
take it out (テェキラウ)


のように聞こえます。これについて著者は、t → d → l(エル)に近い音に変化することを上記法則1として説明しています。


put it on でいえば、putの tが dになるのです。さらに、そのdが、l に近い音になる。実際にlを発音しているのではなく日本人にはlに近い音に聞こえるという事です。


で、このdがlに近い音が、さらに次のon のoと合体して、l+o で 「ロォ」の音になります。


(注意)日本語の「ラリルレロ」の音をイメージすれば分かりやすいと思います。決して同じではありません。



法則2:t+子音のとき、tは無音になる。(米国式)


曲「LET IT BE」において 、Let it beのitの次がbeで、t+bになるので上記法則2のt+子音の法則に従って、itのtは無音になる。さらにLetのt、itのiで、上記法則1に従って、[l]の近い音になる。


つまり、Let it beは(レッディビィー)になる。


*個人的にはCDを聴くと(レルピィー)聞こえるのですが。。。




法則3:p、t、k、b、dは語尾にくると、次の音が子音のときは無音になる。
    また、文尾においても無音になることが多い。


p、t、k、b、dは吐気管に逆らう音。これらの次に子音がきてもp、t、k、b、dで妨げられるので、できるだけ抵抗を少なくしてスピードを上げるため、これらの音を吐気管だけにする習慣になった。


例) black coffee (blackのkは無音になる)


例) take care (takeのkは無音になる)
ここで、takeのkの後はeで、子音でないと考えてしまいますが、takeのeはサイレントEであり、eは発音しないので、文字としては見えているが無いものとし、 kの後に子音のcがきていると解釈します。
このあたりが、著者が解説する法則にすべてが合致しないところですが、この本ではここまで解説されてはいません。


法則4:them はem, himはim, herはerと聞こえる。



これについては、今やYoutubeなど動画でたくさんアップされていて詳しく解説されています。


take them (テイケム)take him(テイキム) take her(テイカァー) 
with her(ウィザァー) with him(ウィズイン)など


thがtがないものとして考えると発音が理解しやすい。



out them on (プッエムオン)


Let him know that(レッリイムノォウザァ)


I'll bring her there later(アイル ブリンガァーアレエイラァ)


thatは「ァ」だけ聞こえることがあります。on that (オンナァッ)



法則5:ofは(ア)となることが多い。


これも多くのヒアリングの参考書では必ず載っている定番ofの音の変化。つまり、ofのfが無くなってoだけになります。発音記号では[ə]。これだけになってしい、ofは(ア)となることが多いというもの。


a lot of people(アロッラァ)
a kind of music(ァカインダァ)
insted of him(インステッダイム)



法則6:s, zは次の音がs,zの音と連音になる場合は無音になる。


この本での著者の説明が分かり難いので他の参考書などみて下記にように公式をつくりました。


① 単語--- s    +   ② s ----単語 ➡ ①の方の最後のsを発音しない。
① 単語--- z    +   ② z ----単語 ➡ ①の方の最後のzを発音しない。


① 単語--- z  +    ② s ----単語 ➡ ①の方の最後のzを発音しない。
① 単語--- s  +    ② z ----単語 ➡ ①の方の最後のsを発音しない。


(注意)但し表面上のアルファベットよりも実際の音が優先します。


walks slowly(ウオークスロウリィ)walks のsが無音に。
of course they'll be (オフコーゼルビィ)couse のs無音に。



この本は、英国人のビートルズの歌を使って解説していますが、英国人と米国人とは発音が違います。従ってこの本では英国人と米国人の発音の違いも説明されています。


付属のCDはビートルズの音楽が収録されているだけで、著者の音声による解説は収録されていません。収録されているのは、
Yesterday / Nowegian wood / Fo no one / She's leaving home / Do you want to know a secet?です。この音源ならネット動画で簡単に聴くことができるのでビートルズの音源だけのCDは不要だと思います。


このCD付きの本のタイトルが、「ビートルズでヒアリング」なのでこれを言ってしまえば元も子もないですが、音の連結や融合、脱落などを解説するためにそもそもそのなぜ英国の発音が顕著な英国人のバントの曲を題材にしているのか疑問です。


この本のCDには収録されていませんが、有名な曲「Till was you」では、ポールが、at all を米国式に「アロォゥ」とは発音せずに「アツォウ」とやはりTを落とさず発音しています。


There was love all around
But I never heard it singing
No, I never heard it at all
Till was you



また、この本では法則1から6までを再度、実例を出して詳しく解説していますが、なぜか法則6だけ抜けています。







この本でもtの音については説明していますが、アメリカ英語の「T」の音には5パターンあると言われています。アルクの【英語ヒアリング特訓本】から抜粋した内容です。




*5パターンを説明することが目的なので、発音記号ではなく、「カタカナ表記」を使用します。「英語の発音=カタカナ」ではないのであくまも参考として下さい。



「Tの発音の変化5パターンについて」 




まず、基本の[t]の発音は、舌の先を上の歯茎につけて息を止め急に出して「トゥッ」の破裂音です。この時、[u]が付かないように気をつけること。「トゥ」は×。






パターン1;




語の頭、又はアクセントのあるTはしっかりと発音する。上記の基本の [t]の発音。
Training TennisなどTが単語の頭の場合。
またはCertainのように単語の頭でなく単語の中でもTにアクセントがある場合。
これらの場合は、しっかりと上記基本の[t]の発音をする。中学で習う唯一の[t]の発音です。




パターン2;




語尾にTがある場合。上記基本の[t]の発音「トゥッ」を発音するまで持っていくが寸前で発音を止める。Tの発音する口の形にはするが、しっかりと最後までは発音しないで舌を急に止める感じです。
語尾にTがあるGood night (グッナイ)。「グッドナイト」とは発音しない。
nightのtが殆ど発音されない状態になります。また、Goodのdについて、なぜdが聞こえなくなるのかはtとdは同じ発音系列の仲間であり、tの有声音がdである為、同じ現象が起こります。語尾のdは聞こえなくなります。
よく使用するwhat, cutなど語尾がTで終わる単語は数多くありますがtは発音されない現象が起こります。






パターン3;




語中、又は文中のT(アクセント無し)はDの音になります。基本の [t]の発音がとても弱くなった現象でDの音に聞こえます。日本語のラリルレロに近い感じになります。
Meeting (ミーディン)
Bottle (ボロゥ)
Little (リルゥ)
Better (ベラァ)
Letter (レラァ)
(英国人はLetter 語中tをどうしても発音しようとします。「レツァー」のような感じに聞こえます。)
また、tが語と語の間にあって、そのtにはアクセントがない場合、tはDに近い音になります。
Check it out.(チェキダゥ) Put it out.(プリダゥ) Put it on (プディドン)
もっと話すスピードが速くなった場合は、Check it out.(チェキラゥ) Put it out.(プリラゥ) Put it on (プリィロン)のように聞こえる感じになります。
(Tの音の変化で「t→d→l 変化の法則」があります。)






パターン4;




TがNの前にある場合。Tの音が無くなってNの音だけが残る。但しこのときのNの発音は喉の奥で出す感じ。
Mountain (マウッン) 語で表示すれば moun’n を発音する感じ。
Curtain (カーウッン)語で表示すれば cur’n を発音する感じ。
Written(リルン)
Certain (サーツン)
Tは無いとイメージして発音すれば近い感じになります。






パターン5;




TがNの後にある場合。Tが無くなる。(Tの脱落)完全に聞こえなくなります。
Winter (ウイナァ) 英単語のwinner(勝者)と同じ音になります。
Internet (イナネッ)殆ど「イナネ」と聞こえます。
Interview (イナヴュ)
counterpart(カウナパァ)




on that... (オナッ)thが脱落。
in the morning (イナモーニン)thが脱落。「in a morning」 のように、theが aに聞こえます。







同じ著者で、「CD BOOK 英語が1週間でホイホイ聴けるようになる本」というのがあります。その本では10の法則が解説されています。


法則1:「t+母音」のとき、tはlに近い音に聴こえる。
法則2:「t+子音」のとき、tは無音かそれ近い音に聴こえる。
法則3:語尾が「p、k、b、d+子音」のとき、p、k、b、dは、
    無音に近い音で発音される。
法則4:「m、n(g)+t」のとき、t は無音になることがある。
法則5:「母音+f」は「v」の音になることがある。
法則6: them は「ェム」、him は「ィム」、herは「ァ」と発音されることが多い。
法則7:p、t、k、b、dが文末のとき、無音に近い音で発音されることが多い。
法則8:「tr+母音」は、「チャ、チィ、チュ、チェ、チォ」となることがある。
法則9:「t+子音」のとき、tは無音になることがある。
法則10:of は「ア―」と発音されることがある。












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