kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「大阪アースダイバー」

この本も図書館で借りました。本書の中で著者が取り上げたスポットをいくつか紹介しますと、大阪はかつて半島であった上町台地の中心に聖徳太子が四天王寺を建立し、この寺の存在が、その後の大阪の性格を決定づけ、なにわの砂州の上に海民によって造られ、発展した資本主義が、船場の商人と問屋街を生んだこと。上町台地の西側に広がる荒稜(あらはか)と呼ばれた広大な墓所は、非人をはじめとする都市の最下層の人々が暮らす場所だったが、のちに見世物小屋や遊郭の街「ミナミ」へと変貌していき、漫才などの上方の笑いの文化もここから始まった。大阪のラブホテル街の多くは、墓所、または、そのすぐ近くにあり、寺や神社に隣接していることも多い。「大阪夏の陣」で焦土と化した大阪の街の復興のために生まれた瓦づくりの街が、松屋町の人形問屋街のルーツだったこと。古代、カヤと呼ばれた朝鮮半島の地域から大量の渡来人が日本にやってきて、新しい技術や文化を大阪の地にもたらしたこと。河内の盆踊りのルーツは仏教の伝来よりもはるかに古く、弥生時代の死者を弔う夏至の祭から来ていること。その他にも、四天王寺の五重塔と通天閣の比較論や、聖徳太子とビリケンさんの類似、「大阪のオバチャン」は、古代、コリアから渡来した人々にルーツを持つことなど、本当?と疑いたくなく記述もありますが、読み物としては面白いです。