kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「ホントにカンタン! 誰でもできる! 個人ではじめる輸入ビジネス 」

この本も図書館で借りました。内容は個人でする輸入ビジネスの解説本です。送金依頼書や保険証券など図入りで分かりやすく説明されています。しかしながらこの本はツッコミどころが満載です。まず、いきなり送金ベースのビジネスですか?リスク高すぎです。普通は、LC決済です。その前に、年間どのくらいの取引金額額を想定した本でしょうか?
個人がちょっとするレベル、例えば、インド、バングラなどで雑貨、衣類など(日本円で5から10万相当)を買ってきて3から4万程度を毎月上げるレベルでしょうか?この本を読むと、書かれている金額が大き目のビジネスで個人レベルではないように思います。
まったく輸入をやったことのない人が、始めると痛い目にあうと思います。
次に輸入では物が遅れることは多々あります。これは売り手の責任の場合もありますが、現地での通関、海上輸送での積み替え、国によっては輸送会社のストライキもあります。遅れるのを前提として通常は発注時期を早めにするのですが、想像を超える遅れが多々あるのです。この場合、契約書では縛ることができません。破損の場合は保険で吸収できますが、遅れはカバーできません。また、契約書が載っていますが、準拠法も書かれてなく、仲裁地が日本となっていますが、外国の相手がOKしてくれるのでしょうか?もしすんなりとしてくれるときは相手がどうしても売りたい場合です。この上手くいく場合は、ホントにキケン!


P101で輸入時に確認すべき国際法、国内法が載っています。これは単に確認ではなくて、この法律にすべて順守していないと輸入できません。これに著者の提唱するP92のCLVを考えれば、結局、個人で輸入出来る品物は、雑貨、アンティークの皿や小物などになってしまいます。この本は面倒な部分の解説は省かれていますが、この手の他の本と比べて1400円としては、図入りで分かりやすく説明されていますので入門書として読む価値はあると思います。但し、詳しく知りたい人を著者のセミナーに引く本とも考えられます。