kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「マンガでやさしくわかるアドラー心理学」

この本も図書館で借りてきました。まず、マンガなので分かりやすいですが、文章の方とギャップがあります。文章の方を図とか出すだけではなくてもっとかみ砕いて説明できるはずです。要するに、やさしい文字で書いてますが説明が粗いのです。物体として目に見えない人間の心を文字で表すのは難しいとは思いますが。。この本を読もうとする人の目的はマンガを楽しむことではなくて、アドラー心理学をちゃんと学びたい、知りたいことだと思うのです。小人のオヤジで宙にプカプカ浮かんでいたり、恋愛?不倫?のオチは不要です。「マンガで分かる・・」が本のタイトルなのでシンプルなマンガでいいと思います。この本の主人公を含め設定は、ある程度の知識をもった人たちの集まりです。相手がまったく日頃から新聞や本を読まない、物事を考える癖、つまり頭をほとんど使わないで過ごしている人を指導する場合、この本の主人公のように上手くはいかないでしょう。


そもそも、アドラー心理学がアメリカで取り入れられるのは、彼らの合理主義、個人主義によく合うのです。日本の縦社会のように、この仕事はあの肩書の上司からの指示だからとうう意識ではなく、1つの目標に対して本人も含めそれに関わる人は平等で全員がチャンレンジャーであるという意識を持っています。上下関係があっても意見を言いやすい文化があります。また、成功すれば、全員で喜びます。また、その成功体験を生かして別の会社へ転職したり、意欲的にヘッドハンティングされようとする人もいます。いいように言えば、あっさりしています。日本の企業、たとえ、アルバイト先でも上下関係や仲間とまずは「協調」していかなければ何も仕事が進まないのです。

アドラー心理学は目的(未来)志向の心理学なので、プラス思考で考えないといけないとは思うのですが。。。この本は、入門書としてもちょっと無理があるかもしれません。ただ、アドラー心理学の全体像を把握するのには役立つと思います。アドラー心理学のいいところ、日本の企業で活かせる内容を説明したビジネス講座やネット上の動画があり、その一部をさっと無料で観る程度がこの本の内容レベルだと思います。








アドラー心理学について;


アドラー心理学とは、実はアドラーの歩んできた人生から導き出された、彼なりの心に関する考え方です。アドラーが生きていた時代、心理学というものは科学的に証明するということは主流ではありませんでした。その代わり、研究者の考え方が「もっともらしい」「それっぽい」と思えれば、社会に認められました。つまり、その研究者の知識や経験が学説の構築に大きく影響を及ぼしたというわけです。


したがって、彼がどのような人生を送ってきたのかを知ることが、アドラー心理学を理解する上で重要なカギとなります。


アドラーはユダヤ人の裕福な家庭に生まれました。7人兄弟の2番目の子として生まれ、2つ年上のお兄さんがいました。このような大家族の中で育ったことが、アドラー心理学の理論を生み出す基盤になったといいます。


幼い頃のアドラーは病弱であったため、思うように体を動かすことができませんでした。お兄さんは走ったりジャンプしたりできるのに……このことはアドラーが劣等感を感じた最初の体験だったのかもしれません。


それでも、外で友だちと遊ぶことが大好きで、友だち思いの人気者だったそうです。


また、アドラーは1歳の弟を病気で亡くしました。その次の年には、アドラー自身も肺炎で生死の境をさまよいました。これらの体験は、アドラーが医者を目指すきっかけになったと言われています。


ウィーン大学の医学部に進学したあとは、講義のあいた時間に友だちとカフェで議論や談笑を楽しむことが多かったようです。この頃から社会主義に関心を持ち、人は対等であると考え始めるようになりました。


大学を卒業して2年後に結婚しました。その後、内科医として開業します。