kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「図説 現代殺人事件史 」

この本も図書館で借りました。内容は、戦後から2008年までの殺人事件について、1事件ずつ見開き2ページで事件現場や犯罪者の様子を写した白黒写真付で紹介されています。こんな事件があったのですよ。という概要程度なので、深く事件を知りたい人には物足らないと思います。




この本では大きくは取り上げていませんが、個人的には【築地八宝亭一家殺人事件】に興味を持ちました。容疑者がマスコミ(当時は新聞社)に連日、事件のことを話します。後の「和歌山カレー事件」を彷彿させます。【築地八宝亭一家殺人事件】のことをネットで調べてみますと。。。



事件の概要
1951年2月22日、東京都中央区築地にある中華料理店「八宝亭」で、経営者(当時48歳)、妻(40歳)、長男(11歳)、長女(10歳)一家4名が惨殺された。遺体は全て頭部を薪割り用の鉈で打ち割られており、刃が4人に対して50回以上も振り下ろされるなど、現場は凄惨な状況であった。捜査の結果、現金4万円と残高14万円あまりの預金通帳、女物の腕時計、財布が奪われていた。


容疑者
第一発見者である住み込みの男性店員・Y(当時25歳)は、築地警察署の職員に次のように証言した
「前日(21日)、住み込み店員としてOという女性が採用された。夜中の1時ごろ、彼女の部屋から男女の声が聞こえてきたので、昨日たずねて来た彼女の知り合いの男がまた来ているのだろうと思った。そのときは2階の部屋に戻ってそのまま寝てしまったが、朝起きたら皆が殺されており、Oの姿は無かった」
やがて警察に、Oに関する情報がもたらされる。彼女が22日の午前9時過ぎ、都内の信用金庫に現れ、14万円の引きおろしに失敗したという。そこで警察は「22日の午前4時ごろに、Oが仲間の男と犯行に及び、逃走した」と断定、彼女を全国に指名手配した。一方でYが凄惨な事件現場にいながら全くの無傷だったこと、また、彼が警察に直接通報しているなどの点が疑わしかったが、警察の捜査や新聞記者の質問に協力的なYは、周囲から好印象をもたれていた。
3月10日、都内の建築飯場に隠れていたO(22歳)が逮捕され、警察に次のように証言した。
「かねてから洋裁の学校に通いたいと考えていた自分は伊豆の実家から上京した。ホテルで働いて学費を稼ごうとしていたが、安月給だったので、金目当てで夜の街頭に立っていた。その中で知り合ったYに洋裁学校の話をしたところ、『うちの店で女性店員を探している。訳を話せば、洋裁学校にも通わせてくれるだろう。』と言われた。そこで21日に店主に会って採用された。その日から住み込んだが、夜中に大きな音で目が覚めたところにYが現れ、『朝の9時に信用金庫で14万円を下ろして、新宿で待ってくれ。このことは誰にもしゃべるな』と、現金千円と通帳、印鑑を手渡たされた。盗品だとは察したものの殺人とは予想もつかず、千円に目がくらんで引き受けてしまった。」
警察はYを犯人と断定し、3月11日に彼を逮捕した。
逮捕されたYは、翌日の午前5時30分ころに持っていた青酸化合物で自殺したため、事件に関する動機や犯行の詳細は解明されなかった。また犯行に加担していたOは、強盗殺人の共犯としては問えず、盗品運搬罪で執行猶予付きの懲役3年の刑を言い渡された。刑を終えた後は故郷に帰って結婚し、平穏な人生を送ったという。