kazu4000のブログ / 読書日記

語学系、歴史関係とフェチな本が好きです。
本は図書館から借りてます。常に何か読んでいる活字中毒です。

書籍:「ロックの英詞を読む──世界を変える歌」

2016年5月発刊と新しいので図書館で借りてきた。英語の歌詞を英文法で解説している本ではなく詞の行間に隠された深い意味、その「心」を詳しく解説しています。日本語が堪能な英国人のピーターバラカン氏が、歌の背景まで考えて全22曲を解説しています。


この本に載っている曲の中で自分が持っているCDがあったので、その訳と比較してみると、まったく違う!洋楽のCD買って、訳の紙をじっくり見ることはなかったけど、こうまで違うものかと驚きです。確かに、洋楽の英語を日本語に翻訳するという作業は、その翻訳する人のそれぞれの経験、感覚、気持ちなどが出てしまい、同じ訳にはならないもんだなぁと知ることができます。
 また、各曲から1つのイデオムを取り出して、「使える日常会話表現」で1ページ割いてそのイデオムを解説ではなく単に和訳を載せています。これは不要だと思います。


この本には、John Lennon に"Working Class Hero"が解説されています。有名な下記のリフレインがあります。


A working class hero is something to be.
A working class hero is something to be.


自分はこれを初めて聴いたとき、このsomething to be の後に何か言葉があるはずなんだけど、Johnはそこはあえて表現していないことこの曲の深みがあるのかなあと勝手に考えていました。Johnが疲れた感じで歌っている曲なので、このリフレインの部分はおそらくいい意味ではないと思っていました。


ところが、この本でバラカン氏によると、A working class hero is something to be. は、少し皮肉が込められていて、
「労働者階級の英雄は価値のあるもの」と解説しています。


なるほどそうだったのかと思いました。something to be valuable のような意味かな?バラカン氏の解説を理解して曲を聴くと改めてこの曲に感動します。


また、この本の多くのページの下にはとても小さい字で、単語、イデオムなどの意味を書いていますがこれも不要だと思います。